国土交通省より
2019.01.23
国土交通省より、「トラック運送サービスを持続的に提供可能とするためのガイドライン」が1月17日に出されました。
http://www.mlit.go.jp/common/001267339.pdf
内容としては、拘束時間の短縮・業務内容に見合った賃金についての改善です。
しかしながら、食品輸送に関しては現状の営業冷蔵倉庫や輸送効率の状態から考えますと根本的な問題になるのでしょうね・・・と。
今は、この冷凍食品輸送という業務・仕事内容に「ご理解」いただいている乗務員さんで成り立っている状態です。
働き方改革が進みますと、この「ご理解」いただける状況ではなくなり、物流全般に関してシステマチックな方向に向かい、ひいてはどこかで行き詰るような気もします。
身近な例でいきますと、車が無くても生活できるとよく言われます。
ということはわざわざ高いお金を払って免許を取得する必要もなくなります。
大きなものや日常品は、ネット通販で頼めば即日・翌日には手に届きますから。
それらのサービスを実現するためには車の免許を持ったドライバーが最低限、ある場所まで届ける必要が出てきます。
しかし、車が必要ではなく免許も必要でないと考える人が多少なりともある今、次のドライバーの担い手が少なくなっているのは確かです。
ドローンで運びましょう。自動運転の車で運びましょう。という計画もあります。
でも、どこかで人が携わらないといけないのは確かです。
でも、その担い手は便利な世の中になっているので確実に減っています。
人はどうしてもデジタルにはなれないのですから、アナログな部分も残していく必要はあると考えています。
もちろん「ご理解」があるからといって、残酷な働き方はまったくもっていけないと思いますし、改善は必要です。
弊社としては、免許取得のお手伝いをして、少しでも担い手を増やせればという想いです。
なので、免許を持っていなくてもやる気があれば取得のお手伝いをしますと求人にもうたっています。
もちろん企業ですから、それなりの規定の中でですが、なんとか免許取得者だけでも増えてもらいたいものです。